【お店から大事なお知らせ】
2月は「節分」がありますね。
「節分」の次の日は「立春」。
「立春」といえば「新茶」。
今回は「立春と新茶」の切っても切れない深い関係を解説します。
「八十八夜」は「立春」からカウントがはじまる
新茶にまつわるキーワードとして「八十八夜(はちじゅうはちや)」があります。
「立春」から数えて「88日目」を指し、新茶シーズンのピークの代名詞でもあります。
つまり「立春」を迎えると、お茶屋にとって一番大切な「八十八夜」へのカウントダウンがついに始まるのです。
いよいよ本格的に新茶に向けて準備をすすめる節目でもあります。
「八十八夜」について解説した記事もあります。
ここ数年、ホームページのトップ画面で八十八夜までのカウントダウンを表示しています。
「今年は、どんな美味しいお茶に出会えるかな」と期待しながら、その日が来るのを待っています。
ぜひ、私と一緒にカウントダウンをして新茶を迎えましょう!
2021年 (令和3年) | 立春 |2月3日 八十八夜|5月1日 |
2022年 (令和4年) | 立春 |2月4日 八十八夜|5月2日 |
2023年 (令和5年) | 立春 |2月4日 八十八夜|5月2日 |
ここからは余談ですが、2021年の「節分」と「立春」についても説明します。
2021年の「節分」と「立春」について

節分といえば「2月3日」、そして立春は「2月4日」というイメージが強いです。
しかし、2021年はその日が変わりました。
実は、どちらも「何月何日」と決まっているわけではありません。
天文学の観測による計算で決まっています。
ざっくりとした説明ですが、地球が太陽の周りを一周する時間が「365日」ピッタリではなく、わずかなズレがあるため、調整されています。
「節分」が「2月2日」になるのは、124年ぶりでした。
それまで、ずっと2月3日でした。
日にちが変わることがあるんですね。
それと、そんな昔から節分があることも驚きです。
「鬼は外~!福は内~!」の掛け声で鬼を退治する豆まき。
各家庭で親が「鬼の面」をかぶって豆を受ける姿は、まさに節分という光景です。
小さいお子さんが、怖がって泣いてしまうのもよくあることでしょう。
ところが2021年のTwitterでは「しっかり鬼退治ができた」という投稿を多く見かけました。
昨年(2020年)大ヒットした「鬼滅の刃」が影響しているみたいです。
キャラクターの影響力は偉大ですね。
また近頃は「恵方巻」を食べる習慣も全国で浸透しています。
そして我が家は、なぜか「手巻き寿司」が恒例となりました。
「節分」の次の日が「立春」と覚えている人も多いでしょう。
2021年の立春は「2月3日」です。
しかしこれからは「必ず次の日」というわけではないようです。
「立春」は天文学の観測から「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」と定められています。
観測によると、2021年の「太陽黄経が315度になった瞬間」は「2月3日23時59分」。
したがって、属する日として「2月3日」が「立春」になりました。
この「太陽黄経が315度になった瞬間」が、あと1分遅ければ「立春」は「2月4日」になっているわけです。
これが「1分差の影響」の意味です。
これから100年間ぐらいは、立春が「2月3日」になったり「2月4日」になったり、年によって変わってくるそうです。
これからは「立春の日」が移動した分、「八十八夜」も日にちが変わるでしょう。
もともと「八十八夜」は、閏年の影響で、変動することがありました。
では「二つが重なった年の八十八夜は一体いつになる?」
なんて考えはじめたら、頭が痛くなりそうです。
カレンダーとにらめっこをして数えるのが、もっとも正確ですね。
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