お茶と暮らす
enjoy tea life
『急須で淹れた美味しいお茶でゆったり過ごしたい…』
そんな理想の暮らしを叶えるための今日からできるマメ知識をご紹介します。
お茶の淹れ方
急須でお茶を淹れる一般的な手順と、これまでの常識に囚われない新発想の手順の2つの方法を紹介します。
お茶の保存方法
「味や香りが劣化しない方法はあるの?」デリケートな茶葉を、上手に長く保存するポイントを紹介します。
お茶の淹れ方
急須でお茶を淹れる2つの方法を紹介します。
- 一般的な手順
- 失敗しない新発想の手順
一般的な淹れ方
まずは、基本的な淹れ方を紹介します
茶葉の量の目安は、1人あたり3g
お湯の温度の目安は、70℃~90℃
(種類によって変わります)
抽出時移の目安は、30秒~1分程度
(種類によって変わります)
複数に注ぐときは、均等になるように廻し注ぎをしましょう
- お湯を少し冷ます
- じっくり抽出する
抽出をしている間は、急須を揺らしたり動かしたりしないように、じっと待ちます。
静岡県の公式ホームページも参考にしてください。
失敗しない新発想の淹れ方
ここから失敗しない魔法の淹れ方の紹介です!
正しくお茶を淹れようと思っても、
- 毎回味が変わってしまう
- 美味しく淹れたい
- 人前で淹れる自信がない…
こんな悩みや不安はありませんか?
でも、もう心配ありません。
これから紹介する方法は、これまでの常識に囚われない新発想の方法で、だれでも100%美味しいお茶を淹れられます。
茶葉の量の目安は、1人あたり3g
茶葉の量はお好みで調整してお楽しみください。濃い味がお好みなら茶葉を多めにするといいでしょう。
注ぐ水の量は、入れた茶葉と同じくらいを目安にしてください。茶葉が水に浸る程度で十分です。
水の量を間違えても失敗ではありませんが、多すぎると「ぬるいお茶」になります。好みや状況に合わせて調整してください。
使用する水は水道水で大丈夫です。ミネラルウォーターなどは水質によっては、うまくいかない場合があります。
ポイントは水の良し悪しではなく「冷たい」ことです。
写真は、水を入れ数分放置した後、水を吸って膨らんだ茶葉の様子です。
お茶の「うま味だけを抽出する」ために必要な時間です。
急須の中で「濃厚な水出し緑茶」が出来ている状態です。
ここで放置する時間が長くなっても(3分以上になっても)、心配ありません。水に浸かっている間は「渋味」も「苦み」も、ほとんど抽出されません。
水の放置時間が終わったら、いよいよお湯を注ぎます。
お湯を注いだ後は、雑味を抑えるために、お湯に浸す時間をなるべく短くします。
急須にお湯を注いでフタをしたら、5秒以内に湯呑や茶碗に注ぎはじめましょう。
これで終わりです。
店主からのアドバイス
お湯の温度を測ることもなく、手軽に急須で美味しく淹れる方法です。
むずかしく考えずに、テンポ良く手順を進めてみてください。数回試していただければ、コツが掴めると思います。
さらにこの淹れ方のメリットがあります。
それは、お茶の種類や、値段(ランク)を問わず、どのお茶にも効果があるテクニックです。
ぜひ、お手元にあるお茶でもお試しください。今までと違う味わいに、驚くはずです!
お湯を冷ますのではなく「水」を使います!
「なぜ美味しくなるか?」を詳しく解説した記事もあります。お時間ありましたら、そちらの記事もご覧ください。
水を使うと美味しくなる秘密を詳しく解説
YouTubeにて動画も公開しています
お茶の保存方法
日本茶(緑茶)は、葉の酸化作用を抑えた状態の食品です。
茶葉は周囲の影響を受けやすいため、茶葉を保存する時も、品質を変化させない環境を維持することが大切です。
品質を変化させない環境を見つけよう
茶葉の品質が変化しにくいのは下記のような状態です。
- 密閉できる状態(湿気と移り香から守る)
- 光に当てない(遮光)
- 温度変化をさせない(一定温度に保つ)
お茶缶は「密閉」と「遮光」を兼ね備えている
お茶の保存といえば「お茶缶」です。
お茶缶は「密閉性が高く」 「遮光性」があるので、茶葉を入れておく容器として最適です。
温度が安定している場所で保管しよう
家庭の中で食料保管する「冷蔵庫」は、茶葉の保管にもオススメの場所です。
理由は「温度が変化しない場所」だから。
適度な温度で一定に保たれている冷蔵庫は、茶葉の保管に適しています。
ただし、冷蔵庫の中は湿度や移り香の影響を受けやすいので、密閉状態にすることをお忘れなく。
日本茶はデリケートです。
時間経過による品質の変化は起こります。
どんどん飲んで「日本茶生活」をお楽しみください。