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毎年2月上旬に「節分」と「立春」を迎えます。
私は「立春」になると「5月の新茶」を意識しはじめます。
新茶は3ヶ月先のことですが、実は「立春」は「新茶」にとって大切な日。
今回は「立春」と「新茶」の深い関係をご紹介します。
新茶にまつわるキーワードとして「八十八夜(はちじゅうはちや)」が有名です。
5月上旬のGW(ゴールデンウィーク)の時期には、ニュースで耳にする機会があるでしょう。
この新茶シーズンのピークの代名詞である「八十八夜」は「立春」から88日目を迎えた日を意味しています。
つまり「立春」からお茶屋にとって一番大切な「八十八夜」へのカウントダウンが始まるのです。
「立春」は、私にとっては新茶に向けて本格的に準備をはじめる節目でもあります。
「八十八夜」について詳しく解説した記事もあります。
節分は「2月3日」で、立春は次の日だから「2月4日」というイメージを持っていると思いますが、実は「1月1日は元旦」のように「何月何日」と決まっているわけではありません。
天体の観測による計算から導き出されています。
ざっくりとした説明ですが、地球が太陽の周りを一周する時間が「365日」ピッタリではなく、わずかなズレがあるため、調整のために変わることがあります。
この調整により年によって節分の日にちが変わることがあります。
「2月3日が節分ではない年」は、最近では2021年(令和3年)の「2月2日」が該当します。「2月2日」が節分だったのは、1897年(明治30年)以来、124年ぶりでした。
もう一つ「2月4日」が節分だった年が1984年(昭和59年)です。
過去130年の間で「2月2日」が2回、「2月4日」が1回でした。
こうして振り返ると、ほとんどの年が「2月3日」でした。
それなら2月3日が固定だと思ってしまうよね?
ちなみに、2024年は「2月3日」が節分ですが、来年(2025年)は「2月2日」が節分です。
2021年以降は、4年に1度くらいのペースで日付けが変わります。だいぶ先ですが、2057年と2058年は、2年連続で「2月2日」になります。
「立春(りっしゅん)」は「節分の翌日」と覚えている人もいると思いますが、厳密に言うと「次の日だから」という単純な理由ではなく「立春」の定義があります。
「立春」は天文学の観測から「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」と定められています。
観測によると、2021年の「太陽黄経が315度になった瞬間」は「2月3日23時59分」。
定義により、属する日として「2月3日」が「立春」になりました。
仮の話ですが、この「太陽黄経が315度になった瞬間」があと1分遅かった場合は、属する日として「2月4日」が「立春」になります。この場合は、節分が2月2日で、立春が2月4日になるので「次の日が立春」という理由では成立しません。
これが「1分差の影響」の意味です。
もともと「八十八夜」は、閏年(うるう)年の影響で4年に1度の周期で日付が変わっていました。
八十八夜と潤年(うるう年)
これからは「立春」の日付が変わる頻度も多くなるので、「八十八夜」の日付は、2つの要素から影響を受けることになります。
毎年ちゃんと確認しないといけませんね。
これからも毎年カウントダウンタイマーを表示して、みなさんにお知らせしたいと思っています。
「立春」は「八十八夜」のカウントダウンがはじまる日であり、お茶屋の私にとっては「新茶」を連想するキーワードです。
「八十八夜」は約3ヶ月先ですが、「立春」は新茶に向けた準備をはじめるきっかけの日として大切にしています。
「立春」と「八十八夜」は、毎年決まった日にちのようなイメージがあるかと思いますが、実は日にちが変わる可能性があるものです。
当店のホームページでは「立春」から「八十八夜」まで「あと〇〇日」のタイマーを表示しています。
ぜひ一緒にカウントダウンを楽しみましょう。
暦の上では春ですがが、気候は、まだまだ寒い日が続きます。
ぜひ、お茶で温まってください。
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